ハバノリ

本格的な冬を迎える12月になると、洲崎の岩場で、カゴを片手に持ったお母さん達がせっせと作業をする姿が見られます。「ハバノリ採り」です。 ハバノリは、海の岩場に張り付いている海草です。昔から房州の家では正月に「はばを効かす」という意味を含めて縁起物として食べられていました。
カゴ一杯に集められたハバノリは、自宅に持ち帰り、水にひたしながら木枠を使って、スノコに移され、半日ほど天日干しにして出来上がります。 他のノリと比べてややかたいので、焼いた後でもみほぐし、温かいご飯にかけて食べると香りが強く、磯の味が楽しめます。