神明町の山車

館山市の旧北条地区の「仲町」と「北町」が合併してできた町内。山車は旧仲町のものを受け継いだ。制作年代は不明。「鯉の滝昇り」が躍動的に描かれた分厚い刺繍の山車幕が見事。正面の2本の柱は、「几帳面彫り」という上品な仕上げの細い柱が特徴。彫刻は後藤喜三郎橘義信他2名が関わっていると思われる。上段の高欄は彫刻だけで作られており、見事な獅子が踊っている。人形は「神功皇后」。9月の「やわたんまち」、10月の「南総里見まつり」で見ることができる。