柏崎國司神社のお船

國司神社の由来は、平安時代中期(1096~1099年)に善政を行った「源親元(みなもとのちかもと)」を、祠堂を建て片袖を御神体にしたのが始まりとされる。由緒ある御舟の「國司丸」には、文化14年(1817年)の墨書や文政7年(1824年)に絵師、勝三調が「引舟の図」を残しており、大変古くから伝わっていることが証明されている。8月1・2日の祭礼には御舟の引きまわしがあり、その際に歌われる「柏崎の御船歌」は、館山市指定無形民俗文化財に指定されている。後藤福太郎橘義道の彫刻と共に、船尾に飾られている長刀、鉾、毛槍などの7つ道具も見落とし無く。