房総半島の海岸線を走る房総フラワーラインをドライブ旅

南房総のドライブコースと言えば、房総フラワーラインです。
南房総では早春になると、菜の花やストック、キンセンカなど、春の花が一足早く楽しめます。夏にはマリーゴールドが咲いて、まるで映画の中にいるような気分で海岸線をドライブするのが楽しいですね。
特に車中から海が良く見えるのは、白浜から千倉にかけての区間です。

なお、房総フラワーラインの一部区間である、伊戸(イト)から相浜(アイハマ)までの6.6kmは昭和61年9月3日に「日本の道100選」に認定されました。

房総フラワーラインに沿った弓なりの自然海岸のことを平砂浦海岸と呼びます。

"房総フラワーライン開通"を記事にした「広報たてやま」

【記事抜粋】
 南房総国定公園の海岸線を結ぶ県営の南房州有料道路「房総フラワーライン」の開通式が一日午後10時大神宮地先の第一ゲート(料金徴収所)の前ではなやかにとり行われました。
 この日はあいにく雨と風にたたかれましたが、友納知事をはじめ南房州有料道路建設期成同盟会会長本間市長、市議会議員、それに直接工事担当の県、民間の関係者、中央からは建設、運輸、自治大蔵各省代表者、千葉県選出の衆参議員代理者など約五百名近い参列者と、開通式を見物しようとする大勢の参観人でいっぱいでした。・・・

ところで「房総フラワーライン」とは、館山市下町交差点から南房総市和田町までの約46kmの海岸線の道路をいいます。
この房総フラワーラインですが、約50年前は有料道路「南房州有料道路」として開通したのをご存じでしょうか。現在のフラワーラインよりは短い区間で、第一有料道路と第二有料道路があったようです。
これは”房総フラワーライン開通”を記事にした「広報たてやま」で昭和41年4月20日号です。その当時の通行料金が載っていて普通乗用車の洲の崎白浜間は210円だったようです。

南房州有料道路の期間
《開通式》1966年4月1日
《無料開放日》1977年4月1日 
第一有料道路は洲埼灯台から野島埼灯台を結ぶ約17km
第二有料道路は千倉町矢原から和田町松田まで約5km(現在の県道297号和田丸山線)

房総フラワーライン地図