菱川師宣記念館は、国道127号線沿いの「道の駅きょなん」に隣接しています。浮世絵の創始者・菱川師宣は保田(鋸南町)で縫箔刺繍を業とする吉左衛門の子として生まれました。名は吉兵衛、晩年仏門に入り友竹と名乗りました。生年及び在郷年代は不明です。青年期に画技を志し、その後江戸に出て浮世絵師として大成しました。特に木版画の分野に新しい様式を生み出し、浮世絵版画創始期の第一人者と目されるにいたりました。記念館には師宣の作品資料を中心に、他の浮世絵師歌川広重、豊国、国芳らの浮世絵も展示されています。浮世絵の歴史や江戸の庶民風俗を紹介しています。