諏訪神社の自然林は、樹高18mにも及ぶスダジイの大木が林の中を覆っています。胸の高さで直径30cm以上の樹木が約120本あり、10種類の樹木の内、スダジイが約100本とそのほとんどを占めています。最大のもので直径95cm程のスダジイも見られます。その下にはヤブニッケイ、タブノキ、カクレミノ、ヒメユズリハが、下草にはキチジョウソウ、アリドウシ、フウトウカズラ、ツルコウジ等が生育しています。その他にも、オガタマノキを始め、イヌマキ、ヤマモモ、カゴノキ、ホルトノキ、ニセジュズネノキ、ハナミョウガ等があり、洲崎神社や那古山の自然林と共に、房総半島南部を北限とする多くの種類の暖地性植物が見られます。