ウミホタル観察会

館山湾は、ウミホタルが沢山生息する海として有名です。太平洋戦争の時、安房高校や安房水産高校の学生は、勤労奉仕と言って、ウミホタルの採取作業を行っていました。ウミホタルは夜になると活発に動いて、光りながら泳ぐことから、軍部はその明りを照明に使う研究をしていたのです。東京湾アクアラインの名称になっているこのウミホタルを観察してみましょう。日暮れて、観察倶楽部のボランティアスタッフが採取したウミホタルを手にとってみると、マリンブルーに輝くウミホタルの正体が解ります。ウミホタルはミジンコの仲間で、体に透明な2枚の貝を持っています。大人で3mm位、米粒ほどの大きさです。水深5m前後の海底を活動域として、昼間は砂地にもぐり、夜になると砂から出て活動する夜行性です。北条桟橋、館山桟橋付近で見ることができます。活動時間:室内プログラム(終日) 野外プログラム(日没後)