大山寺(おおやまでら)

江戸時代までは天台宗に属し、山岳修験の寺として大いに栄えた大山寺。現在は真言宗の寺となっており、毎年5月には護摩炊きの儀式など、修験道を今なお伝えます。神仏習合の名残が色濃く残り、大山地区の祭礼では境内に神輿が集まります。現在の不動堂は享和2年(1802)に造営され、向拝周囲には江戸時代の彫刻工、武志伊八の手がけた装飾が当時のまま維持されています。大山寺の裏山頂には、高蔵神社があり、鎌倉時代より頃より雨乞いの聖地とされています。

大山寺(鴨川市) 大山寺(鴨川市)