「ヒカリモ」は、日本各地の水のきれいな洞窟や、山陰などの池に生息する藻類であり、館山市では沼地区の周辺の洞穴で観察することが出来ます。「ヒカリモ」は、顕微鏡でなければその姿や形を確認することができない程小さなものですが、洞穴内の水たまりなどに群生して浮かぶと、光線を反射して水面が黄金色に輝くことで知られています。過去、安房高等学校生物部の生徒達が1年半以上かけて沼地区の「ヒカリモ」を研究し、「ヒカリモ」が生息する洞穴の大きさや水の深さ、水質、光の強さなどを調べていく内に、新たに生息地7か所を発見。現在は沼地区周辺16か所の洞穴に「ヒカリモ」が生息していることが分かっています。また、「ヒカリモ」の発生はサンゴ層とも深く関係していることも実験で分かりました。周辺では、沼サンゴ層や沼のびゃくしんなどもみられます。