仲町区の山車

人形は、伊奘諾尊(イザナギノミコト)であります。下町区の人形である伊奘冉尊と対の夫婦神となっている。
山車は平成10年に再建。彫刻及び胴幕は明治28年製作当初のものである。
腰欄間の唐獅子牡丹の彫刻には、後藤喜三郎橘義信の銘がある。
舞台上部に神功皇后と皇子(後の応神天皇)を抱く竹内宿禰。欄間には大黒天・毘沙門天・弁財天・恵比寿神・福禄寿・壽老人・布袋尊の七福神の彫刻をそれぞれ配している。
胴幕の亀と飛鶴は、それぞれ玄武と朱雀に比定され、鳳凰・獅子・龍・虎・麒麟と合わせて七霊獣の神力を象徴する。
舞台で踊る子供たちは、ひょっとこやおかめの面をかぶり、餅つき踊り・えびす様の鯛釣り踊り・白狐の舞など、100年以上の伝統を受け継いでいる。是非見て楽しんでほしい。