語り「太平洋を渡った房州のアワビ漁師達」

明治30年、千倉の千田で発生した大火事火事により家財を失った漁師の小谷仲治郎は、兄の源之助を誘いアワビ漁のため渡米します。漁師達は、最初は、寒流のカリフォルニア海流に手こずりますが、器械潜水夫の活用により、爆発的にアワビ… 続きを読む 語り「太平洋を渡った房州のアワビ漁師達」

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語り「日蓮上人と鮑」

日蓮上人は、今から780年前に小湊で生まれ、清澄寺で修業をしました。16歳で僧侶の資格を取得し、名前を蓮長とし、もっと仏教を勉強したいということで17歳で鎌倉に出て、21歳まで修業を積みました。その後、鎌倉だけでは不十分… 続きを読む 語り「日蓮上人と鮑」

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語り「布良星」

天気予報も方位磁石も無い時代の漁師が漁に出るときには、空模様と勘と経験のみが頼りでした。だから、遭難も多く、漁は命がけでした。漁で命を落とす漁師があまりにも多いことから、かつて縄船は、後家船とも呼ばれていました。時化の前… 続きを読む 語り「布良星」

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語り「瀬戸ぶんぶん」

昔、千倉の健田村瀬戸に孝行な娘がいました。娘は父を早くに亡くし、病気の母を大切にして暮らしていました。ある朝、母が娘に向かって「大豆の粥がたべたい」と言いました。先は長くないと思った娘は、何とかして母の望みを叶えてあげた… 続きを読む 語り「瀬戸ぶんぶん」

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語り「鬼が瀬の沈鐘」

戦国時代の末、豊臣秀吉が天下を取って大阪に城を築いた時のことです。全国の大名は、秀吉のために様々な品物を献上しました。東北の暴れん坊と言われた伊達政宗が献上しようとしたものの中に大きな釣鐘がありました。釣鐘を積んだ御用船… 続きを読む 語り「鬼が瀬の沈鐘」

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房総のミカリ習俗

(千葉県選択記録無形民俗文化財)洲宮神社の特徴は、物(もの)忌(い)みという習慣が今も守られていることです。物忌みとは、普段の暮らしとは違いいろいろな行いを慎むことで、イチノビにはワラや竹、ほうきを触ってはいけません。昔… 続きを読む 房総のミカリ習俗