滝田城址

付近は山間集落の景観が楽しめます。滝沢馬琴の長編小説「南総里見八犬伝」で冒頭の主要舞台となったところで、展望楼の脇には伏姫が愛犬の八房に乗って天を翔ける姿を表したブロンズ像が建っています。望楼からの眺望は平成18年に「ち… 続きを読む 滝田城址

北下台(ぼっけだい)

 頂上の金刀比羅神社の周辺には、古墳時代の遺跡や室町時代のヤグラが掘り込まれた岩の露頭があり、人々の長い歴史を伝えています。それだけでなく、江戸時代には一軒の民家もなかったところへ明治以降は別荘や石碑が立ち並び、文化に目… 続きを読む 北下台(ぼっけだい)

館山陣屋跡

 慶長19年に里見氏の館山藩が廃藩となり、館山城も破却された後、しばらく藩はおかれませんでしたが、天明元年(1781)に旗本稲葉正明が安房国で加増をうけ1万石の大名になると館山藩を立て寛政3年(1791)に館山城南麓に陣… 続きを読む 館山陣屋跡

神余の弘法井戸

 宇畑中の巴川の川中にあり、やや黄色味をおびた塩水を湧出することで古くから知られ、地元では塩井戸あるいは弘法水と呼んでいます。実際には、天然ガスが噴き出しているのですが、この塩井戸にまつわる次のような伝説があります。 「… 続きを読む 神余の弘法井戸

役の行者の岩窟

養老寺は、養老元年( 717年)役小角による開創といわれ、本尊の十一面観音は行基菩薩の作と伝えられています。真言宗智山派の寺院で、御手洗山を背にした境内には薬師堂、石窟閼伽水(あかみず)、独鈷水もあります。里見八犬伝では… 続きを読む 役の行者の岩窟

南総里見八犬伝

 全9輯98巻・106冊という長大な物語の命題は、「勧善懲悪・因果応報」にあり、ある程度史実に即しながら、正史の上では恵まれずに終わった善良な人物を取り上げ、馬琴の意のままに大活躍させています。里見の姫君・伏姫は、父里見… 続きを読む 南総里見八犬伝

鉈切洞穴

約6,000年前の縄文期は、現在より2~3m海面水が高かったといわれています。たびたびの巨大地震により地殻が大きく隆起し、房総半島南部では海が入り込み、平野部の背後にあった崖が直接海に接したことで波の侵食により海食洞穴が… 続きを読む 鉈切洞穴

大寺山岩窟墓

館山市沼にある総持院の裏山の大寺山中腹には、高さ3m、幅6m、奥行25mの海食洞穴があります。平成8(1996)年から3年間の発掘調査により、この海食洞穴が古墳時代に舟葬墳として使われていたことが確認されました。ここには… 続きを読む 大寺山岩窟墓

三義民刑場跡

国分寺山門入口には、正徳元(1711)年に万石騒動と呼ばれる農民一揆で処刑された名主3名の供養塔があります。元禄16(1703)年、北条など27か村の領地を支配する屋代藩は、元禄大地震によって大きな被害を受けたので、家老… 続きを読む 三義民刑場跡