鶴谷八幡宮(つるがやはちまんぐう)

養老元年( 717年)に今の三芳村府中に創建と伝えられ、品陀和氣命(ほんだわけのみこと)ほか三柱が祀られています。鎌倉時代に現在地に移され、安房国の総社となりました。毎年9月の例祭には安房神社をはじめ、近郷10社の神輿の出祭があり、六所祭(国司祭)が行われます。拝殿正面の格天井に埋め込みの「百態龍」は宮彫師、後藤利兵衛義光の作です。また、本殿、棟礼、刀剣銘「守家」などが伝えられています。昭和15年4月(1940年)には、県社となり昭和53年(1978年)現社名に変更されました。創建の際、国司自ら祭祀を執り行ったと伝えられ、六所祭(国司祭)が始まったといわれています。