市井原 獅子舞・神楽舞い

市井原の獅子舞・神楽舞は、八幡神社の例祭に奉納される神事舞踊です。国道127号線より長狭街道を東へ、保田川の清流を隔てた市井原地区で、三匹の獅子舞と神楽舞の二つに分かれて演じられます。起源は、定かではありません。獅子頭に、安永3年(1774年)に当村大工新六と墨書銘があるところから、それ以前から受け継がれてきたものと、推測されます。はじめに、黒塗りの獅子頭をかぶり、腹に、鞨鼓(軽い締太鼓)をつけた雄獅子、雌獅子、中獅子の三匹が、笛や太鼓や囃子唄に合わせて、踊ります。これが、雨乞いの神事です。