境内にある手水石は、1806(文化3)年に館山仲町と大神宮村の人が奉納。灯篭は、館山海軍航空隊の建設工事を施工していた東京湾埋立会社(現:東亜建設工業)の船員と工員が、1930(昭和5)年1月に奉納したものです。『安房志』には、「...背後に観音堂あり。土俗打付観音と云。蓋往時波濤衝激ぜしを以って此名称ありと云。」とあり、かつて海に面した岩礁であったことが伺える大日岩(不動岩)もあります。周辺には、安房の先賢人たちの顕彰碑や日露戦争記念碑、義勇碑などが多く、戦時中に城山から移された浅間神社の鳥居も残っています。