明治二十八年に、上総国の前田覺忍師が発願し、一山全体に四国霊場を遷した「安房高野山八十八ヶ所霊場」が開基されました。石工作りの大師尊象が一体一体名工の手を借り、高野山住職の開眼法要を受けて、約二年の歳月をかけてご奉納されました。大正時代には、関東大震災にて本堂、薬師堂が倒壊。しかしながら、檀信徒の協力のお陰ですぐに復興されました。時代が進み昭和初期、太平洋戦争東京大空襲の後、一発の焼夷弾が当院にも投下されました。本堂、庫裡、諸堂が焼失し、唯一焼け残ったのが鐘楼堂、山門でした。現在もなお鐘楼堂が、その当時の様子を物語っています。不思議な話だが、数々の戦災害を受けながら死者は勿論のこと、負傷者も出なかったと伝わっています。その理由の一つには、身代わり大師様、身代わり不動様を安置させて戴いている為と言われています。
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