館山市立八犬伝博物館(城山公園)

城山山頂にある八犬伝博物館は、館山市立博物館の分館です。天正16年(1588)安房の名門、12万石を有した里見氏9代目義康が築き本拠とした館山城(別名里見城)の城跡に建てられました。館山城は南総里見八犬伝の舞台としても知られています。
3層4階の天守閣を模して造られたこの博物館は昭和57年秋に開館しました。中世の安房国を舞台にした曲亭馬琴の大長編伝奇小説『南総里見八犬伝』をテーマに、歌川国貞の錦絵や辻村ジュサブロー作の伏姫人形などが見られます。
天守からは市街地を一望できるだけでなく、天気の良い日には光きらめく館山湾全体を見渡せ、遠くは富士山や三浦半島も望むことができます。

館山市立八犬伝博物館(館山市) 館山市立八犬伝博物館(館山市)