宮城熊野神社の神輿

神社の創立は、古事記・日本書紀に伝えられる第13代成務天皇の時代(西暦190年ころ)と言われている。神輿は、宮城区内の宮大工(屋号 政右衛門)、山口又吉により大正14年に造られた。垂木が放射状に張り出す扇垂木で、他の神輿には見られない凝った作りが自慢である。安房の名工 後藤源義定作の龍・唐獅子・牡丹などの彫刻が高欄・高欄下部等に多く施されている。特に高欄の宝珠には龍の彫り物が巻きついている。また、戦後間もなく、廃材を利用して造られた神輿は残っていないが、その後、寄付された子供神輿は、関係者の大きな熱意が反映され、子供神輿としては大きくなり過ぎ、現在中殿として担がれている。

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