木の根道切通し

房総半島をめぐる中心的な往還の一部で、千葉方面から内房を通って館山へいたる道でした。岩井の市部から八束の丹生(にう)へ出る木の根峠を経て那古へ至り、館山や府中へ向かう。船形藩陣屋や名主古屋敷がこの道に面しているのも、重要… 続きを読む 木の根道切通し

名主古屋敷

船形村の世襲名主の古屋敷で、石垣が残っています。元禄大地震後に現在地へ移転するまでの屋敷地です。地震で海岸に隆起地ができると、どんどん川の河道に古川新田を開発し、宝永3(1706)年に領主から屋敷地を拝領して海に近い現在… 続きを読む 名主古屋敷

船形藩陣屋跡

元治元(1864)年から慶応4(1868)年まであった船形藩の陣屋だった場所です。若年寄の平岡丹波守道弘が1万石で船形藩をおこしました。陣屋の建設途中で明治となり、他の大名にさきがけて領地を奉還して船形藩は廃藩となり、平… 続きを読む 船形藩陣屋跡

鈴木家住宅(国登録有形文化財・建造物)

 鈴木家住宅は、横浜の建築家が設計し、関東大震災直後の大正13(1924)年に完成しました。この時、蔵と表門も同時に完成しています。赤い門柱のある医院ということから、現在も「赤門」の名で親しまれています。 門は、目地にモ… 続きを読む 鈴木家住宅(国登録有形文化財・建造物)

紅屋商店(国登録有形文化財・建造物)

金物を商う紅屋商店は、現在の南房総市和田町にありましたが、明治26年長須賀に移転しました。当時、和田で使用していた建物を移築し、あらためて長須賀で開業しましたが、大正12年(1923)の関東大震災で、店舗、住宅ともに倒壊… 続きを読む 紅屋商店(国登録有形文化財・建造物)

江澤館

美しい磯の風景と外房随一の海の色を見せる太海の写実的な風景をとらえようと、明治後期より日本洋画家たちがあししげく通い、常宿とした江澤館。開業は、大正2年からで、当時より画家の宿と呼ばれています。江澤館で描かれた代表作とし… 続きを読む 江澤館

滝田城址

付近は山間集落の景観が楽しめます。滝沢馬琴の長編小説「南総里見八犬伝」で冒頭の主要舞台となったところで、展望楼の脇には伏姫が愛犬の八房に乗って天を翔ける姿を表したブロンズ像が建っています。望楼からの眺望は平成18年に「ち… 続きを読む 滝田城址

北下台(ぼっけだい)

 頂上の金刀比羅神社の周辺には、古墳時代の遺跡や室町時代のヤグラが掘り込まれた岩の露頭があり、人々の長い歴史を伝えています。それだけでなく、江戸時代には一軒の民家もなかったところへ明治以降は別荘や石碑が立ち並び、文化に目… 続きを読む 北下台(ぼっけだい)

館山陣屋跡

 慶長19年に里見氏の館山藩が廃藩となり、館山城も破却された後、しばらく藩はおかれませんでしたが、天明元年(1781)に旗本稲葉正明が安房国で加増をうけ1万石の大名になると館山藩を立て寛政3年(1791)に館山城南麓に陣… 続きを読む 館山陣屋跡