崖観音(大福寺)

「船形山大福寺(だいふくじ)」という真言宗のお寺で、崖観音(がけかんのん)の名で親しまれています。
本尊は、堂山(船形山)中腹の観音堂内陣の自然の壁に刻まれた十一面観音立像です。
寺伝には、養老元年(717)に僧行基が、東国巡歴の途中ここに立ち寄り、神人の霊を受け、船形山中腹に、漁民の海上安全を祈願して十一面観音像を刻んだことを開基とし、後に慈覚大師が寺門を建立したとあります。
また、江戸時代の正徳5年(1715)旗本石川氏によりへ庇懸式の観音堂に整えられたと言われています。安房国観音巡礼札所第三番の霊場として、また、風光明媚な館山湾(鏡ヶ浦)を一望のもとに見渡せる観音堂のあることから、多くの人々が参けいに訪れます。
本尊の麿崖十一面観音立像は市の指定文化財となっています。村社諏訪神社は、向ってすぐ左隣りにあります。

大福寺(崖の観音)
大福寺(崖の観音)
大福寺(崖の観音)
大福寺(崖の観音)
大福寺(崖の観音)
大福寺(崖の観音)
大福寺(崖の観音)
大福寺(崖の観音)

崖観音(大福寺) 崖観音(大福寺)