この辺りは、江戸時代の元禄16年(1703)の地震で隆起してできた土地です。弁天様は漁業神・水の神として親しまれていました。境内にある文政7年(1824)の手水石は江戸問屋中が願主として奉納したもので、おそらく那古の漁師… 続きを読む 浜弁財天
カテゴリー: 寺社仏閣
山之神神社
山の神を祀っている神社。明治30年の絵馬が奉納されています。江戸時代には、船形の祭礼に出るお船がここで飾り付けを行っていました。
金比羅神社(こんぴらじんじゃ)【浜三】
金比羅<こんぴら>神社は漁師の神様で、海上安全を祈って四国の金比羅様から分けてもらって祀ることが多く、ここも地元の漁師が浜に流れ着いた金比羅様のご神体を祀ったと言われています。
芝堂(堂の下)
西行寺の境外仏堂で、海潮山芝堂といいます。船形で魚の仲買をしていた大仲間が遭難者と思われる六人の霊を弔った安永5年(1776)の供養塔があります。大漁祈願の魚籃観音を描いた昭和11年(1936)の石碑や、如是畜生発菩提心… 続きを読む 芝堂(堂の下)
諏訪神社(すわじんじゃ)【堂の下】
崖観音に並んである諏訪神社は船形の鎮守です。境内にある狛犬は元名村(鋸南町)の名石工武田石翁の作品です。稲荷祠のところに邪鬼があります。石段下には文政10年(1827)に江戸と内房の魚問屋が奉納した石灯籠があり、彫刻は元… 続きを読む 諏訪神社(すわじんじゃ)【堂の下】
西行寺(さいぎょうじ)
浄土宗のお寺。その昔西行法師の妻「呉葉の前」が夫を探して船形へ来て亡くなりました。里人が葬ってその塚に柳を植えたのでこの地を柳塚といいます。後日訪れた西行がこれを聞いて西行寺を建てたと言う伝説があります。墓地に永禄七年(… 続きを読む 西行寺(さいぎょうじ)
岩船地蔵尊
左側の地蔵は石でつくった船に乗っています。これはイワフネといって神の乗り物のこと。初めは念仏をして疫病除けを祈願する信仰でしたが、そのうち大漁祈願や海上安全が祈られ、新造船の安全祈願や船酔い防止の祈願に変わっていきました… 続きを読む 岩船地蔵尊
稲原弁天
水をたたえた洞窟に祀られている弁天様で、那古小裏の白岩弁天の池とつながる洞窟といわれています。傍らの碑は、日露戦役で中国の松樹山(しょうじゅさん)攻撃で戦死した歩兵山根長吉の忠魂碑です。明治40(1907)年の建立で、題… 続きを読む 稲原弁天
稲荷神社
若一神社の末社。境内に文政9(1826)年の庚申塔、文政10年の金毘羅講供養塔、明治13(1882)年の古峯講の供養塔などがります。
日枝(ひえ)神社
川名の鎮守で、山王権現と呼ばれていました。那古寺の旧本堂から東北に位置して、那古寺の鬼門除けであったといい、那古寺の境内にある日枝神社はこれを分祀したものといわれています。石灯篭1組は似た形をしていますが、文化14(18… 続きを読む 日枝(ひえ)神社